家庭犬と楽しむトレーニングゲーム
K9ゲーム®は、2005年に、イアン・ダンバー博士の協力で日本に上陸した、９つのゲームで構成された家庭犬と一緒に楽しむためのドッグトレーニングゲームです。年に1回主に関東で公式大会を開催しており、関西でももっと広めようと2019年にメッセみきにてドッグトレーナー向けセミナーおよびシングルK9ゲームを開催し、たくさんの皆様にご参加いただきました。2020年以降はコロナ禍で開催できておりませんでしたが、今年はワークショップという実践形式で、実際に取り組める形をご紹介させていただきます。
講師 辻村愛（シリウス・ドッグトレーニングスクール）
内容
K9ゲーム®９つのゲームのルールおよびトレーニング方法を説明し、実際に行う。
参加対象
・ドッグトレーナー
・獣医師、動物看護師
・トリマー
・アニマルシェルター関係者
・動物関係の大学生、専門学校生
・その他、犬に関係する職業の方
・一般飼い主
開催日時
2024年6月22日（土）
10:30～12:00
会場
かじやの里 メッセみき
兵庫県三木市福井 字三木山2426
※駐車場無料
参加費用
5,500円
犬同伴で参加、犬無しで見学を選択可
※犬はお1人につき1頭とさせていただきます。
※他の犬や人に攻撃行動が見られる犬は参加できません。
※6月13日(木)まではキャンセル可
※申込時にクレジットカードもしくはコンビニで決済
お申込み
https://k9games-workshop2024.peatix.com
K9ゲームの良さ
- 犬種・年齢を問わずに楽しめる
K9ゲームはスピードを競う競技もありますが、勝つことが第一目的のイベントではありません。ですので、体が小さい犬でも、シニア犬でもそれぞれの目標を作って楽しむことができます。
- 家庭犬に求められるマナーやスキルを楽しみながらマスターできる
K9ゲームで求められることは、オスワリ・マテ・オイデ・体を触られること・簡単なトリック・他の人や犬が近くにいる環境で落ち着いて行動すること、など家庭犬に求められるマナーそのものです。K9ゲームを楽しむうちに、どんな状況でも落ち着いていられる家庭犬に成長できます。
- 愛犬のことがよく分かるようになる
トレーニングスキルを上げるためには、愛犬を客観的に観察する力を養うことが欠かせません。K9ゲームを通してオーナー様自身が愛犬との関係を深めることができます。
- 特別な道具が必要ない
K9ゲームを練習するのに、大きなスペースや特別な道具は必要ありません。指定のオモチャを使うゲームもありますが、日常生活で使える知育玩具がゲーム道具になっています。
- チームで仲良くなれる
K9ゲームの本戦は、5人5頭のチーム対抗での競技になります。チームを組んでトレーニングに励む時間は、大人になってからの部活動のような、大変有意義な時間になります。毎回閉会式では感動のあまり、思わず涙ぐむハンドラーさんもいらっしゃいます。
K9ゲームをスクールで取り入れるメリット
- お客様が年単位で通ってくださる
ドッグトレーナーにとって、”困った行動を直す”といったレッスンだけで長期間継続していただくことが難しく、トレーニングだけで運営を安定させることは簡単ではありません。
K9ゲームは比較的すぐに取り組めるゲームから高度なゲームまであり、すべてを習得するには年単位のトレーニングが必要になります。
楽しんで継続していただけるお客様が増えることは、スクールの運営にとって大変強力なアイテムになります。
- トレーニング意識の高いお客様が増える
K9ゲームを取り入れることで、オーナー様の愛犬に対する意識が変わります。
ご自身の犬をただかわいがるだけでなく、どのような状況でストレスを感じているのか、何が得意で何が苦手なのか、行動を変えるためにどうアプローチすればいいのか、そういった意識を持ったお客様が増えると、トレーナーとしてはとてもやりがいが増すのではないでしょうか。
- どこでも練習できる
教室でのレッスン、屋外でのレッスン、訪問レッスン、どんな形でもK9ゲームを取り入れることができます。特別な道具も必要ありませんので、すぐに始めることができます。
- 自身のトレーニングスキルを向上できる
K9ゲームのポリシーは、ハンドラ―も犬も楽しみながら参加することです。イベントの中で怖がっている犬や嫌がっている犬に無理やり何かをさせるような行為は禁止されています。そのため、トレーニング過程においても、犬が喜んでトレーニングできるプログラムを設定する必要があります。
様々なタイプの犬に合うプログラムを考えていくことは、ドッグトレーナーとしてのスキル向上につながります。K9ゲームでは、科学的な理論に基づいた、犬にとってフェアなトレーニング方法を推奨しています。
今後、プロメンバーさんとはこのようなトレーニング方法についての情報を共有していきたいと思っています。